ノンオイルエメラルドのなかでも、かなり希少な「NONE」のコメントが付いたエメラルドです。
GIA鑑別書ではコロンビア産と記載されています。

エメラルドは通常、含侵処理を行うことによって透明度の改善を行っています。
ただし、もともとインクルージョンが多かったり、オイルの量が多かったりするものは、オイルが抜けることで経年劣化する可能性もあり、処理を行ってもにごった印象のものも。

品質の良いエメラルドのなかには、含侵処理をしなくても美しいものがあります。
それが、ノンオイルエメラルドと呼ばれる、含侵処理をされていない天然のままのエメラルドです。
ノンオイルとそうでないエメラルドを比較すると、その差は意外とわかりやすく、ノンオイルの輝きと美しさはエメラルドの印象を大きく変えてしまうほどです。

今回ご紹介するエメラルドはNONE。
NONEは、通常のノンオイルエメラルド（No indications of clarity enhancement）と同じでオイル含侵による美しさの改善は行っていません。
違いは、「オイルの入る余地があるか」というポイント。

実はエメラルドには顕微鏡などで見ると毛穴のように極少の穴が開いています。
NONEはこういった穴がなく、オイルが入り込む余地がないという評価。
内部にも、外部にもオイルが入る余地がない、ある意味完璧にノンオイルのエメラルドということになります。

また、通常のノンオイルエメラルドは色が明るいものが多いですが、こちらはコロンビアらしいVIVIDなグリーンで、強いネオン感が楽しめます。

拡大写真でも目立つインクルージョンが確認困難な非常に透明度が高いNone エメラルドです。

わずかにあるウィンドウも枠や指にのせるとそこまで気にならない程度に落ち着きます。

ノンオイルエメラルドを超えたNONE。ノンオイルエメラルドでさえ数千個に1個といわれているので、その希少性は間違いなく高いです。
お探しの方はぜひ！

▼“NONE”エメラルドって何？！ノンオイルとの違いとは？
https://tsumuri.co.jp/12401/

サイズ:3.96×2.63mm
※GIA鑑別書付